変わる人の思い
薫が九州に来て2回目のクリスマス。律子の気持ちをを勘違いしたままの薫は、
星児が主宰するパーティに出向くものの、寂しさを感じずにはいられない。
一方、薫のために手袋を編む律子もまた、もどかしい想いに悩んでいた。
自分からフッておいて、告白できるはずもない。
逡巡する彼女の背中を押したのは、千太郎の言葉だった。
公式「律子。すまん。おいは今までお前の気持ち、気付かんでいろいろ無神経なことばいうて
お前のことば、傷つけてしもうたかもしれん。悪かった、ばってん。その・・・・なんちゅうか
おいはお前の気持ちには・・その・・・」
「うふふふ、千太郎ったら、なんね、唐突に神妙か顔ばして、もうやめてよ
やくざ映画じゃなかっちゃけん。」
「違うとか・・」
「うん・・・違うよ」
「なんや、勘違いか、すまんな。おかしなことばいうて。そそさ、うちら家族みたいなもんたい
本当、やーねぇ」
「そ、そんならよか。その家族同然のお前に苦しか思いばさせとったとしたら
たまらんと・・思ってさ」
「うちも、今の話を聞いたとば、ちょっと前のうちじゃなくてよかった。」
「え、どうゆうことや」
「鈍感な子には一生教えてやらんもん。」
薫に諭され、律子に問う千太郎。でも、律子の心は前とは変りつつあった
「これはもう掛け合いなんてもんじゃない。二人の本気の殴り合いなんだ・・・」
セッション後
「すまんかったな。いろいろ迷惑かけて」
「あぁ全くだ。それとな東京着いたらまずあれだ、床屋行け」
「淳兄。今日のセッション。俺一生忘れんけんね」
「あぁ俺もだ。千坊」
別れのセッション。薫には二人の真剣さが伝わり、勉さんと千太郎は
ねぎらいの言葉をかける
「乗せちまった・・どうしよう」
「どうするの。もう発車しちゃったわ。」
「そうだな。じゃあ着いたらまず部屋へ行って
この伸びた髪でも切ってもらおうかな」
百合香は見送りに来たつもりだったが、結果的についていくことに
二人の顔は笑顔で、淳一は抱きしめていた・・
淳兄が決意し東京へ戻り、そこには百合香も同行・・駆け落ちですよ。奥さん、若いねぇ
この二人は今後は描くのでしょうかね。尺的に解りませんが・・・原作が終わったのは知ってますが・・
律子と千太郎もはっきりしてきた予兆もあり、最後には薫へ律子からのプレゼント
ということでまた動き出す予感
千太郎は失ってばかりの気もしないでもないですが、次回のあらすじを見ると
千太郎がメイン?じゃないかしら
ノイタミナの今回二作は系統が違う分、凄い新鮮に見れている印象です