夢の果てと男の決意。王の道が残したもの
綺礼が上げた狼煙を合図に、覚悟を決めた者たちが続々と集まる。
ウェイバーと共に戦場に駆け付けたライダーの前には
アーチャーが立ちはだかる。
英雄王と征服王。王者の戦いの火ぶたが切られた。
時同じくして、セイバーもまた宿命の対決に挑むことになる。
公式より印象に残った場面
「Ar・・thur・・」「この私をブリテン王アルトリア・ペンドラゴンと弁えたうえで挑むなら、騎士たるものの誇りを持って
その来歴を明かすがいい。素性を伏せたまま挑みかかるは騙し討ちにも等しいぞ・・・・貴様
「そ、そんな・・・アロンダイト(無毀なる湖光)。まさか貴方は・・」「Ar・・thur・・」「サー・ランスロット」バーサーカーに剣の太刀筋の見極められ、故に名を問うたセイバーの言葉を受けてか
バーサーカーの出した宝具・・それはセイバーの知る人物のものだった
「なぜだ・・朋友よ。円卓の騎士の内でも第一と称された貴方がなぜバーサーカーに堕ちてまで・・・ランスロット。
導くことをしなかったから・・・
私の理想が・・私と言う王が・・
貴方をそんなにも追い詰めてしまったのか」「Ar・・thur・・」 「ランスロット・・・」狂戦士に堕ちたランスロット。セイバーはそれに戸惑う。
そしてライダーの門答の時の言葉を思い出し、剣は鈍っていく
「夢を束ねて覇道を志す・・その意気込みは誉めてやる。だが兵どもよ。
弁えていたか?夢とは、やがて須く醒めて消えるが道理だと
ならばこそ、お前の行く手に我が立ちはだかるのは必然であったな。征服王
さぁ、見果てぬ夢の結末を知るがいい。この我が手ずから理を示そう」「来るぞ。」「さぁ目覚めろエアよ。お前にふさわしい舞台が整った。
いざ仰げ。エヌマ・エリシュ(天地乖離す開闢の星)を」ライダーの王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)に答えるギルガメッシュの
至宝の武器を展開する。それは対界宝具であり、ライダーの世界ごと粉砕していく
「ライダー・・」「そういえばひとつ、訊いておかねばならないことがあったのだ」「・・え?」「ウェイバーベルベットよ。臣として余に仕える気はあるか?」「あなたこそ・・僕の王だ。あなたに仕える。あなたに尽くす。
どうかボクを導いてほしい。同じ夢を見させてほしい」「うむ・・よかろう」
「夢の示すのが王たる余の務め。そして王の示した夢を見極め、後世に語り継ぐのが
臣たる貴様の務めである
生きろ。ウェイバー。全て見届け。全てを生き存らえて語るのだ。貴様の王の在り方を
このイスカンダルの疾走を」
「さぁいざ、征こうぞ。ブケファラス。」「ライダー」「彼方にこそ栄え在りー届かぬからこそ挑むのだ覇道を謳い
覇道を示す。この背中を示す臣下のために。
AAALALALALALALAie」
王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)を粉砕されたライダーはウェイバーを臣下に
加え、生きざまを見せるのだった。そしてウェイバーを名前で呼んだときでもあった
「全く・・・貴様・・次から次へと珍妙なモノを・・」「夢より醒めたか?征服王」「・・ああ、うん。そうさな・・・此度の遠征もまた・・・存分に心が躍ったのぅ・・」
「また幾度となりとも挑むがよいぞ。征服王。時の果てまで
この世界は余さず我の庭だ。故に我が保証する。世界は決して、そなたを
飽きさせることはない」「ほぉ・・そりゃあ・・・いいなぁ」鎖に縛られギルガメッシュに刺されたライダーにギルガメッシュは最大の敬意を示す
「小僧・・お前がライダーのマスターか」「違う。ボクは・・あの人の臣下だ」「ふむ?・・・そうか。だが小僧、お前が真に忠臣であるならば、泣き王の敵を討つ
義務があるはずだが?」「オマエに挑めば僕は死ぬ」「当然だな」「それはできない。ボクは生きろと命じられた」「忠道、大義である。努その在り方を損なうな」ウェイバーが自身で勝った瞬間。そして彼の戦争は終わった・・・
zeroの主人公が消えました・・・えっ違う?
ウェイバーとライダーが脱落し、セイバーもバーサーカーの正体を知った回でしたが
本当に最終回見たいな感動がありました。
この話があってギルガメッシュがかっこいいと感じたところでしたし
ウェイバーが本当に成長したのだと実感できたところでした。
それにしてもエヌマエリシュって本当チートすぎる・・・・
ちなみに最後のウェイバー見逃しの部分。原作だと
「マスターでも、逆徒でもない雑種を手にかける理由はない。」(原文は違います)
そして心変わりするまで彼は殺す気でいたのでウェイバーが一人で決めて生きたことが
勝ったことにつながる。ある意味で危機一髪なシーンでもありました・・
来週はかなり進みそうなんですが・・・どうなるでしょう・・・