雨男は今日も雨に

「ちょっとなにやってんのよ。ビビったの」
「あれのどこをもめばいいのだ・・
　（無い・細い・細い・細い・小さい）
　それにオーラがすごくピュアなんだもん
　あんな淑女に手は出せん」
「後悔が先に立っている」
「じゃあ。私は何だ。躊躇なくもみしだかれてる私はピュア
　じゃなくて何だ」
「ビッチ」
一番目・ボビィ。ピュアさに負ける・・

「よっしゃー。じゃあ次は俺が行くぜ。ようはいつもの紅葉に
　戻せばいいんだろ」
「蘭丸。いい方法でも有るの」
「信じるんだよ。心の底からいつもの紅葉に
　戻って欲しいと祈り続けてりゃいつか祈りは届くはずだ」
「あんたに少しでも期待した私がばかだったわ」
二番手・蘭丸。期待損・・
「Ｍ人間が人のぬくもりに耐えられなくなったか・・」
三番手・桃央。文字通り
綺麗な紅葉を怪しむ市子はその化けの皮をはがそうと頑張るが・・

「少しの間だったけど楽しかったわ
　貴方とは本当に友達になりたいと思ってたのよ
　バイバイ市子。表の紅葉とも仲良くしてやってね」
「び、貧乏神・・」
貧乏神が本来の姿に戻る決意をし、最後にかけた言葉


綺麗な紅葉に皆が翻弄されながらも
綺麗過ぎてまともに見れないくらい
裏紅葉さんはいい人でした・・

これでいいじゃないかと思いながらも
元に戻すのが御約束
それでも市子にとって
人と接すること自体が重要だけど
本音でぶつかれる本来の紅葉の方が
いいのかと思った・・

いや、ただあの二人がみたいだけだ・・