正義の連鎖は終わらない
公式槇島の事件と各キャラに決着がついた感じでした。
続編は作れそうですが、その時はとても大規模になる感じがしました
特殊な世界を舞台にした分、分かりにくい部分がありましたが
どのような正義がまかり通っても不幸や不備があり続けるの
だと考えさせられた作品だったような気がします。
槇島のキャラに救われたくらい、彼は印象深かったです
各キャラ印象に残った台詞と人柄?
槙島
「誰だって孤独だ。誰だって虚だ。
もう誰も相手を必要としない。どんな才能もスペアが見つかる。
どんな関係も取り替えがきく。そんな世界に飽きていた。
でもどうしてかな、僕が君が以外の誰かに殺される光景は
どうしても思い浮かばないんだ」
彼自体、この世界に飽き飽きしていたような印象です。
本当に彼自体を必要にした人間がいなかったかなしい人間だったような
気がしないでもない。けど、そこから達観しちゃったんだろうなぁと
朱
「法が人を守るんじゃない。人が法を守るんです。
これまで悪を憎んで正しい生き方を探し求めてきた人々の思いが
その積み重ねが法なんです。それは条文でもシステムでもない
誰もが心の中に抱える脆くてかけがえのない思いです。
怒りや憎しみの力に比べたらどうしようもなく簡単に壊れて
しまうものなんです。だからより良い世界を作ろうとしたすべて
の人たちの思いを無意味にしてしまわないために。
それは頑張って守りとおさなきゃいけないんです。
諦めちゃいけないんです。」
一話からしたら、ここまで成長が分かるとは・・
ネウロの笛吹のような感じになった気がします。
シビュラというか曖昧な考えだった彼女が自分で答えを持ったのですから
宜野座
「自分の顔が嫌いでね。特に目元が。だがもうどうでもよくなったんだ。今は」
彼が一番好きなキャラです。いい意味で普通で
免罪体質?の朱と違い感情が動けば、サイコパス自体が濁るし
父親との確執まであったし、精神が揺らぐ中で、しっかりと
父親と同じ道になっても悔いがない様子でよかった。
・・・あれハーレム?
弥生と志恩
「ロマンチストって言ってあげなよ」
「それで慰めになるのかしらね。あいつら」
弥生自体は社会に順応していく事を優先した分
出番が少なくなったと思う。うん・・
あのレジスタンスの件も別に何もしなければ
謡うこともできたのに、無理に世界を変えようとした
から処分されたわけで・・
それでも、いなくなった男たちに複雑な感情を
抱いていたと思いたい。
全体的にキャラを描く話とシステムを語る話と
槇島を語る話と散らばってしまった感はありました。
一話完結でありながら、うまく話を作れたら・・
システムが前提になったことで、一度人は自分の
手で世界を作ることをあきらめていたのかもしれないですね
シビュラにとっていい悪いはないんだろうな・・