彼女が願った世界
シリウスを取り込み、他の被造物を圧倒するアルタイル。
彼女の悲願である「大崩潰」の発生は目前に迫っていた。
それでも現実世界を守りたいと願うメテオラたちは、最後の手段に出る。
それはアルタイルの創造主であるシマザキセツナの現界だった。
被造物として同じ世界での邂逅を果たしたアルタイルとセツナは
お互いの胸の内を語りはじめる。
公式サイトよりアルタイルの前に現れたセツナ
あくまで被造物な彼女が語りだすアルタイルを作り出した時の思い
そしてアルタイルが抱いていたセツナへの思い、自身の願い
二つがようやく伝わった。
セツナはアルタイルに伝えた言葉
作り上げた人、そしてさらに作り上げられた人によってアルタイルは役割を持った。
世界を作ること、それができなかったことを悔やみながら
必死にアルタイルに伝えるのでした。だがセツナの限界は本来ありえない
だから彼女が死亡するという結果を避けることはできない
アルタイルは自身の思いを、力を発揮し、二人は別の世界に
飛ぶのでした。
自身の世界の中で、セツナに自身のことを書いてもらうために
そんなセツナを創造した颯太
彼が持っていたあせり、思い、妬みなどすべてを吐き出して
飲み込んで彼は前を向くのでした。
アルタイルがようやく女性らしい表情でした。
本来ありえない作ったものと作られたもの同士の会話
ここまで来た、肥大化したアルタイルだからこそできたこと
認められたことだからこそできた結末だったのだと感じました。
セツナはセツナであってセツナじゃないんですね
あくまで被造物、アルタイルを作った人というキャラクターなのだと
思います。
セツナは顔を出していたか忘れてしまいましたが
顔の見えない人が作り上げたキャラクターに
みんなが魅力されていったのだとすれば、セツナからすると嬉しかったと
思いたいですね。
颯太もセツナを作り上げた。
それが彼に何をもたらしたかは次の話で見れるといいなぁ
彼がセツナが行った場所に行けたのでしょうか。
それにしても颯太が描いたのは
アルタイルの作り手を限界させて、彼女の滅びをアルタイルが
防いでくれると考えたってことなのだろうか。
まぁ確かにゲスいかも・・
ただ物語だとすれば意外性はすごい。颯太は自身を苦しめてるけど
少し唐突かなと思ったのは、観客には示されたシリウスとかの伏線となる
作品があったのが、見ているこっちにないので観客には感づける人がいても
こちらには報がないので唐突だと感じてしまうのが残念だったと思います。