行きつく先は
視界の果てまで続く広大な敷地の中に整然と並ぶ無数の
引き出しがついたいくつもの壁。引き出しは欠落している箇所を除けば
ほとんどぴったりと閉じていて開けることができず、開けることができたいくつかの
引き出しも空っぽか役にも立たない価値のなさそうなものが入っているだけ。
そして壁の終わりのほうに見覚えのある石像を見つけたチトとユーリは
石像の写真を撮り、カメラをくれたカナザワのことを思い出す。
公式サイトより「記憶」では少し不気味な雰囲気を感じながら
名前が書かれているものへの思いを口にする。
名前を書くことは忘れられないようにする。名前がないものは
ものでしかないって感じなのかもしれないですね。
「螺旋」では危険な道をなんとか走り抜ける話。
ユーリは本当に度胸があるから、危険な場所でとても活躍が光ります。
螺旋のように生きて、天を作れたらいいのにな・・
「月光」では謎のひゅわひゅわする飲み物を飲んで、気分をよくした二人の話
月光といえば狼男のような豹変、そして本性が暴かれるなんて話があったような・・
気分をよくしたチトは今までのおとなしさとは打って変わって二人で
ワイワイと戯れるのでした。そしてお約束の二日酔い。ユーリは大丈夫みたいで。
王道なお話でした。