名前を持つこと
公式サイトアイリスを指名した依頼が来て、浮かれるアイリスだったが階段から
転落し、代筆に支障をきたすけがをしてしまう。
なので、ヴァイオレットが同行することに。
依頼があったのはアイリスの故郷であるカザリという町。
そこは田舎というにふさわしい場所だった。
アイリスを指名したのはアイリスの母だった。名前は偽って送っていた。
アイリスを呼び戻して、地元で結婚してほしいという願いで送ったという。
初指名で喜んでいたアイリスはショックを受ける。だが、誕生日会は行いたいと
両親は告げるのだった。
招待状を代筆するヴァイオレットに会い留守はエイモン・スノーという人物には
送らないでほしいと頼むのだった。
でも、ヴァイオレットは母親に確認したりなんだりで招待状は送られたようで
エイモンは誕生日会に来ていた。
そんなアイリスはヴァイオレットにそのわけを話す。いってしまえば過去に振られた相手だったのだ
それを知らないアイリスの両親に伝えるヴァイオレット。アイリスはそれを紛糾し
人の気持ちがわからないと告げる。
人の気持ちを正確に把握するのはとても困難だと謝罪するヴァイオレット。
ヴァイオレットに悪気はないと知っているアイリスはエイモンに「愛してる」と伝えたが
振られたことを思いだす。それを聞いたヴァイオレットは少佐も勇気をもって「愛してる」と
いったのだろうかと思うのだった。
そしてヴァイオレットは両親に手紙を出すことを提案するのだった。
町を離れるとき、そこには両親の姿があった。
手紙の出来を心配するヴァイオレットだが、アイリスはいい手紙だったと言うのでした。
ヴァイオレットはギルベルトのことを思いだす。
「君は道具ではなく、その名が似合う人になるんだ」
ヴァイオレットという名前を付けられたときに言われた言葉だった。
アイリスとヴァイオレットがつながった日。
そして伝えないと何もわからないと感じた話でした。
両親の思いは一方的で、アイリスも恥ずかしくて話せなかった。
ヴァイオレットの物言いは芯をついている分、慣習とは無関係なのが
見ていて少し爽快でした。
王道な物語でしたが、絵や表情がきれいで本当に見逃せない回でした。